■無料セミナー 受付中
●インクルーシブ教育とは何か
平成19年に特別支援教育が本格実施され、平成24年にインクルーシブ教育
の推進が掲げられました。あれから15年目を迎えようとしています。
新しい時代の特別支援教育(文部科学省,2021)に必要なインクルーシブ教育
とはどのようなものなのでしょうか。インクルージョンについて、一緒に
考えてみましょう。
日時:2022年2月5日(土)17時30分〜18時30分
参加費:無料
場所:オンライン
講師:伊藤 一美(星槎大学大学院 教育学研究科 准教授)
■教育者にとって一番大事なこと-“ありのまま”に観ること-
三田地 真実(星槎大学 教授)
「ありのまま子どもを受け止めましょう」「子どもの気持ちに寄り添いましょう」
という言葉は教育界でもよく聞かれています。
しかし、私たちは「本当にありのままの子どもの行動が見えている」でのしょうか。
ここで、児童生徒の問題行動で困っている先生方(あるいは保護者)
の訴えでよく聞かれる表現をいくつか挙げてみます。
例1:「A君は、担任の私の言うことを全然きかず、反抗的な態度をとるんです」
例2:「B子ちゃんは、掃除の時間にサボってばかりいて困ってるんですよね」
例3:「C美ちゃんは、自己肯定感が低いので何とかしなければって思っています」
例4:「D夫君は、発達障がいがあるから問題行動を起こしているのではないでしょうか」
いかがでしょうか。一度や二度は皆さんも耳にしたことがある表現では
ないでしょうか。実はこのような表現は全て、「ありのままの子どもの行動」を
客観的に記述したものではなく、見る側の人間の主観がかなり入り込んだ