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●「インクルージョンと共生科学」多様性の尊重と個別最適な学びについて
インクルージョンは、ダイバシティ&インクルージョンという用語で,多様性
というキーワードと共に使われるようになっている。多様性という用語は決して、
「ノーマル」や「普通」という語の対義語ではなく、ノーマルや普通というものは
存在しなく、障害の有無や、性別の違い、人種の違い、経済状況の違いをも含めて、
すべての人が多様性の中に存在しているという考え方である。20世紀の終わりに
ジュディ・シンガーは、neurodiversityという概念を提唱した。これは,神経発達
多様性と訳すことができるが、発達障害がある人とない人という二元論ではなく、
すべての人が多様性の中に含まれており、生物多様性をモデルにしていると述べ
ている。一方,我が国ではインクルージョンは「障害がある子どもとない子ども
が共に学ぶ」というように考えられがちであるが、そもそも障害がある、なしで
子どもを分けて考えないのがインクルージョンの最大の特徴である。
今回のセミナーでは,共生科学の視点からインクルージョンを検討したい。
日時:2月19日(土)13時30分〜15時00分
参加費:無料
場所:オンライン
講師:西永 堅(星槎大学大学院 教育学研究科 教授)
■未来を変えていく社会人の大学院
「星槎大学大学院とは」
教育やその関連分野の専門的知識・技能を身につけ、教育に関する学術研究および
課題解決のための実践研究を行います。
これまでの研究テーマ
(幼児教育)
絵本を活用したSSTの効果 -4歳児クラスでの実践-
幼保連携型認定こども園におけるカリキュラム・マネジメントの研究
(初等教育)
発達障害通級指導教室に通う児童に「じぶんマネージャー」を指導する
知的障害教育における「主体的・対話的で深い学び」に関する研究
大規模災害を想定した特別支援学校における防災力の評価と考察
授業のユニバーサルデザイン化に向けた通常の学級と特別支援教室の連携
小学校教育における持続可能な開発のための教育(ESD)の意義
(中等教育)
中学校数学科における協同学習の視点を生かした対話的学習の検証と効果的な学習の在り方について
中学校におけるプラネタリウムを用いた理科学習の可能性
中学校の科学的思考を高める授業改善の研究 -『水』をテーマとした学びのつながりについて-
中学校における授業の活性化を図るための机間指導に関する研究
高等学校における授業のユニバーサルデザイン化の実態調査及び実践 ~保健体育科におけるユニバーサルデザイン化~
特別支援教育の視点を活かした中学校通常学級の支援 -PASS理論を取り入れた理科の授業研究-
実名報道の功罪
妊娠をした高校生に対する養護教諭の支援のあり方
高等学校地理歴史科におけるアクティブラーニング実践についての一考察 -相互活動を支える実践者になるためのスキル習得-
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