特別支援教育がうまくいく学校はここが違う(月刊 教職研修7月号)
(星槎大学教授 阿部利彦)
大竹校長先生と出会ったのは先生がある学校の研究主任をされていた
ときです。先生のクラスにはADHDの診断を受けたタケシさんがいて、
タケシさんに対して学習支援員の緑川さんが派遣されることになりました。
緑川さんは当時大学院の学生で、ADHDや支援の知識はしっかりお持
ちでしたが、通常学級に入るのは初めてでした。ほかに30人以上の子ども
たちがいるなかで、どのようにタケシさんに支援をするかについてかなり
悩んでいました。
そこで、大竹先生と緑川さんがお互いに協力しながら支援をするために、
たとえば、タケシさんの座席の位置をどうするか、友だちとのトラブル場面
ではどちらが仲裁に入るか、クールダウンが必要なときはどの場所を使うか、
落ち着いたらどのように教室に戻すかなどについて事前に綿密な打ち合わせ
を行いました。
(「月刊 教職研修」で連載が始まりました。続きはぜひ、本誌をご参照ください。)
■「実践」と「理論」の回路
大隅 心平(星槎大学 教授)
学校では、職務に関する様々な研修の機会が用意されています。
職務上の必要に応じて、或いは希望して研修に参加し、実践的な課題
について学ぶ機会を得ることができ、レポートの作成などにより実践をふり返る
ことができます。それが「実践」と「言葉」を媒介する契機でもあります。
私もそうでしたが、とくに、研修の主たるフィールドである勤務校における
研究活動は、自校の実態に基づく課題をテーマとして、日常の教育実践を
基盤とする研究主題の設定、研究仮説やその検証など手応えのあるものでした。
教職員の問題意識やアイディアを生かした取り組み方の工夫で、研修の効果
■どうなる教員免許更新制
教員免許更新制廃止に関する報道が増えてきました。
報道や文部科学省の発表だけではわかりにくい
「今何が起こっているのか、今後どうなるのか」
について、コラム(第2回)を公開しました。
どうなる教員免許更新制 2 どんな改正が考えられるか
■9月5日開催の『1day講習』は8月5日で申込み締切り「一日間で修了認定試験までを完了」する教員免許状更新講習
『1day講習(9月5日開催)』のお申込みは8月5日で締切りです。
お早めにお申込みください。
通常は5日間(30時間)の受講が必要ですが、星槎大学では
事前課題の提出とZoomによる遠隔での自宅受講を採用し
一日で修了認定試験まで完了する、今までになかった方法での
星槎大学オリジナル更新講習を開設。
すべてオンラインで実施するため一切、会場に足を運ぶ必要はありません。
ぜひ、お近くの更新講習受講対象の先生にお知らせください。
詳細は、こちら。
■無料セミナー 受付中
●「いじめ」という言葉で語るのは止めませんか
「いじめ」が悪いというのは誰もが同意するのに、いつまでも
「いじめ」問題が無くならず。全国で「重大事態」がなおも
続いています。その原因を探ると、「いじめ」という言葉が果たして
適切なかどうか、という疑いにたどりつきます。この意外な問いに
ついて、じっくりと考えます。
日時:8月21日(土)17時30分〜18時30分
参加費:無料
場所:オンライン
講師:今津 孝次郎(星槎大学大学院 教育学研究科 教授)
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大学院の学びを先取りして、未来の教室を創りましょう。